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グレープフルーツの香りみたいな人はクールでボーイッシュ

    
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グレープフルーツの香りみたいな人はクールでボーイッシュ

グレープフルーツの香りというと、ジュースや生食のイメージからして、ほろ苦い柑橘系という印象があると思いますが、実際の香りは、そこまでほろ苦くありません。柑橘系の中でも、クリアで透明感のあるフレッシュな香りで、どことなく男性的なクールさを漂わせる香りがします。

さて、そんなグレープフルーツの香りみたいな人とは、どのような人なのでしょうか。

グレープフルーツの香りのような人

グレープフルーツの香りイメージ

  • 酸っぱい中に砂糖のような甘さが背景にある
  • クリアで透明感
  • 白く透けている
  • かすかにほろ苦さ(想像していたよりも苦味は弱い)
  • フレッシュ感のある香り自体は長続きしない
  • 涼しさやクールさが感じられる
  • 男性的な香りでボーイッシュ
  • ラストノートは雑味ない甘さ

なぜグレープフルーツの香りはクールでボーイッシュなのでしょう

グレープフルーツの香りはレモンのようなシトラス系の香りですが、レモンやベルガモットなどの柑橘系の中でも、クリアで透明感がある印象を受けます。このへんが涼しさやクールさを演出しているように思います。また、背景にあるほろ苦い香りは、成熟した大人のイメージを感じさせますし、甘いだけのフェミニンは香りとは一線を画しています。

そうしたイメージが男性的な感覚を呼び起こし、ボーイッシュな雰囲気があるので、きっとグレープフルーツの香りが似合う人は、ショートカットの髪型で、背が高く、がっしりした印象の女性だと感じました。

グレープフルーツは自然な香りではあるものの、あまり広がりのない精錬された香りなので、都会の街で颯爽と歩く姿が目に浮かびます。

グレープフルーツホワイトとピンクの違い

グレープフルーツにはホワイトグレープフルーツピンクグレープフルーツが市場に出回っていますが、精油も同じようにホワイトとピンクとを区別して採取しています。

一般的に生食として消費しているのはホワイトと呼ばれるグレープフルーツですが、スーパーなどではピンクも同じくらい見かけます。

ピンクのほうが後発なので、珍しく感じるかもしれません。ホワイトが変異して赤っぽい品種ができたので、それをさらに改良してピンクグレープフルーツができました。

香りのほうは、同じグレープフルーツなので、かぎ分けるのは容易ではありません。ただ、ピンクのほうがわずかに甘みがあるとされています。言われてみれば「そうかな…」という感じもしないではないですが、どちらも同じ香りに思えてしまいます。

ホワイトとピンクの見分け方は、切って見ると果肉の色が違うのですぐにわかります。切る前では、明確に違いを指摘するのは難しいですが、ピンクの方が果皮にオレンジというか赤みを帯びているところがあります。

左がホワイトで右がピンク (ピンクの果皮のほうがほんのりとオレンジ色)

私は、香りの違いを探求したくで、実際に果皮に含まれている精油をペーパーに移し取ったり、手で絞って精油を鼻先で飛ばしたりしてみました。

ホワイトもピンクも同じような香りであることは変わりありませんでしたが、ホワイトのほうが、ややフレッシュ感というか、ジューシーな香りが強いように思います。ピンクのほうがホワイトに比べると重たい香りのように思います。

果皮に切れ目を入れて精油を浸み出しやすくする
ムエット(試香紙)のようにペーパーに染み出した香りを転写して香りをチェック

ちなみに、味のほうは、青果店の方もよくおっしゃる通り、ピンクのほうが酸味が抑えられている感じです。

同じグレープフルーツとはいえ、品種が違うので、精油の成分を比べれば若干の違いはあるとは思います。しかし、成分構成などの明らかな違いを認めることはできないのではないかと思います。

グレープフルーツの基本的な情報

グレープフルーツの香りのイメージは、今まで書いてきたとおりですが、一般的な特徴や効能についてもまとめましたので参考にしてください。

グレープフルーツ(学名:Citrus paradisi)
ミカン科

特徴

西インド諸島のバルバドス島において文旦(ブンタン)の自然雑種により発生。

栽培された樹は9メートル以上の高さになる。果実のなり方が、ぶどうの実のようにつくので、グレープという名をつけたと言われている。アメリカのフロリダやカリフォルニアが主産地。

香りに含まれる成分

果皮の冷圧搾法により採取。

  • リモネン(90%含まれていて主成分。ただし匂いはほとんどない)
  • αーピネン
  • シトラール
  • バレンセン
  • リナロール(軽くフレッシュで弱いシトラス調の香り)
  • ヌートカトン(フレッシュな弱いオレンジのような香りでグレープフルーツの特徴。残り香で認識)

*グレープフルーツには微量ではあるものもフロクマリン類が含まれているため光毒性がある。精油が付着した皮膚を日光に晒すとシミができてしまう。アロマテラピーではフレクマリンフリーの精油を使うのが一般的。

作用

  • 消化器系機能促進
  • 抗菌

用途

  • 空気の抗菌
  • 心身の疲労
  • 気分の落ち込み
  • 空気の消毒
  • 頭痛の緩和

まとめ

グレープフルーツの香り、いかがでしたでしょうか。

柑橘系にありがちなフレッシュな感覚はあるものの、透明感があって、ほんのりとほろ苦く大人な印象のする香り。

アロマ的な観点でも、心身の疲労や気分の落ち込みに聞く香りとされています。

シトラス系の香りの中でも大人度が高い香りなので、ぜひ都会のイメージで使っていただければと思います。

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